接客まで含めて医療
私たちの施設を選んでくださった方に、より良いサービスを
検査技師
PROFILE
2016年4月1日:入職
現在の仕事内容は?
「仙台トラストタワー」4階にある、せんだい総合健診クリニックで検査技師として働いています。
主に心電図検査や肺機能検査、聴力検査を担当しています。受診者様が多い6月から8月ぐらいにかけては、一日に心電図検査で150人ほど、肺機能検査で60~70人ほどの方を、数名の検査技師とローテーションを組んで検査しています。
また、受診された方の全カルテをチェックし、医師が判定した検査結果の入力作業なども行っています。
受診者様が比較的少ない冬場には、検査の合間を縫って先輩の技師から超音波検査のトレーニングを受け、スキルアップにも取り組んでいます。
働いていて楽しいことややりがいを教えてください。
やりがいを感じるのは、やはり受診者様から感謝の言葉をいただいたときです。
今でもよく覚えているのは、入職して一年目の終わりぐらいに、初めて肺機能検査を受けた方から、「初めてで不安だったけど、あなたが優しく丁寧に声をかけてくれたおかげで上手にできて良かったわ」とおっしゃってくださったことです。
その数ヶ月前から私は肺機能検査も担当するようになっていたのですが、当時は余裕もなく、上手く声がけをすることが出来ていませんでした。
肺機能検査は、技師の声がけひとつで検査結果が変わってくるので、上手く声がけできるようになってきた自身の成長と、受診者様の感謝の言葉がうれしかったです。
今まで業務に従事するなかで一番大変だったことは何ですか?
一番苦労したのは“接客”です。健診に来られる方は、受診しなければならないという義務意識で来られている方が基本的には多く、検査前で空腹ということもあり、中にはイライラされている方もいらっしゃいます。
繁忙期には「いつまで待たせるんだ」と怒られたことも。そんな中、入職してすぐの頃は、どのような対応をしていいのか分からず、先輩によくフォローしてもらっていました。
入職2年目になって少し余裕も出てきて、今では「私が受診者だったら」ということを意識して行動するように心がけています。また、進興会は、受診者満足をとても重視していて接遇研修も実施しているので、研修に参加して立ち居振る舞いや言葉遣いなども学びました。
“接客”はいまだに難しいと感じることもありますが、「接客まで含めて医療」と考えて頑張っています。
進興会の好きなところを教えてください。
職員同士の仲も良く、職場の雰囲気がいいことに加え、受診者満足を追求している点に魅力を感じます。
本当にみんなの意識が高く、「こういうことがあったから、次からはこうしよう」と、ミーティングで情報共有しながら、改善できる点はすぐに対応しています。
例えば、腹部や乳房超音波検査では上半身の服を脱ぐのですが、受診者の方から寒いという声があがってすぐに電気毛布を購入したり、エコーゼリーの拭き残しがあって嫌だったという声があったときは、次からは「おしぼりをもう1本お使いになりますか?」とお声がけするようにしようと決めたり、些細なことにも気を配るようにしています。
私たちの施設を選んでくださった方々に、より良いサービスでお返ししようという意識がとても高く、私自身、入職して良かったと感じています。
将来の目標や夢を聞かせてください。
当面の目標としては、腹部超音波検査ができるようになって多くの経験を積みたいです。
臨床検査技師は、超音波検査ができるようになることがひとつのステップで、超音波検査ができれば業務の幅は広がります。まずは腹部、そして甲状腺や頸動脈、さらには最近特に注目されている乳房超音波検査までできるようになりたいと考えています。
長期的には、超音波検査士の資格を取得するとともに、生理機能検査に限らず「検体検査」まで幅広くやってみたいと思っています。