専門ドック(脳・肺・大腸)
30代後半からは生活習慣病のリスクが高まり、会社などの健康診断だけでは不十分な場合も。気になる生活習慣・家族歴のある方や、がん・脳疾患の罹患率の高い熟年層の方は専門ドックを活用し、疾病の早期発見にお役立てください。
当クリニックでは放射線科医による検査当日の結果説明も可能です(月~木曜日)。気になる検査結果を迅速にフィードバックいたします。
※人間ドックや健康診断にオプション検査としてプラスすることも可能です。
脳ドック
日本人の死因第4位である脳血管疾患。生活習慣はもちろん、性別や加齢、脳血管疾患の家族歴も危険因子の一つです。脳血管疾患の発症を未然に防ぐためには、生活習慣の改善と共に、定期的な検査を受けるようにしましょう。
※平成28年(2016)人口動態統計(確定数)の概況(厚生労働省)より
頭部CTコース
X線で頭部を輪切りにした画像を撮影します。脳出血や脳腫瘍の有無などを調べます。MRIに比べて検査時間は短く、急性期の脳出血についてはCT検査の方が有用性があります。
- こんな人におすすめ
-
- 短時間で脳疾患の原因となる病変を検査したい方
- 脳出血などの家族歴のある方
- 所要時間
-
- 約10分
頭部CTコース
の予約・お問い合わせ
肺ドック
がんの部位別死亡数において、男性で1番、女性で2番目に多いのが肺がん。他のがんに比べて生存率が低く、早期発見が特に重要です。
部位別がん死亡数[2015年]
![男性[2015年] 肺:53208 胃:30809 大腸:26818 肝臓:19008 膵臓:16186 前立腺:11326 食道:9774 胆嚢・胆管:9066 悪性リンパ腫:6670 その他:27437](/clinic/oval/assets/img/course/speciality_hai_img_1.png)
![女性[2015年] 大腸:22881 肺:21170 胃:15870 膵臓:15680 乳房:13584 肝臓:9881 胆嚢・胆管:9086 子宮:6429 悪性リンパ腫:5198 卵巣:4676 その他:18590](/clinic/oval/assets/img/course/speciality_hai_img_2.png)
※国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より作成
胸部マルチスライスCTコース
当クリニックでは肺がんの検出に有用な「胸部マルチスライスCT」による検査を行っています。
胸部マルチスライスCTは肺や気管、気管支などの病変を見つける画像診断検査で、肺や縦隔の断面を画像化します。肺がんはもちろん、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの早期発見にも有用です。
- こんな人におすすめ
-
- 喫煙されている方
- 肺がんの家族歴のある方
- 所要時間
-
- 約30分
胸部X線撮影との違い
胸部マルチスライスCTは小さな陰影でも見つけることが可能です。また、心臓や横隔膜に重なって見つかりにくくなった病変も見つけることができるようになります。

左の胸部X線撮影では異常を見つけることができませんが、右のCT所見では矢印のところに約10mmの肺がんと思われる異常がみとめられます。
胸部マルチスライスCTコース
の予約・お問い合わせ
大腸ドック
全てのがんの中でも罹患率数上位の大腸がん。死亡率では女性で1位、男性で2位です。
「痛い・苦しい・恥ずかしい」などの理由から大腸検査を受ける方が少ないことが、死亡率が高い理由の一つにあげられます。
一般的に他のがんに比べて大腸がんは進行が遅いと言われており、早期発見し治療を行えば完治も望めます。
初期の段階では自覚症状がなく、自覚症状を感じるようになった段階では、進行していると考えられますので、日頃から定期的な検査を行うことが重要です。
大腸3D-CTコース
肛門から細いチューブを挿入し、炭酸ガスを注入して大腸を膨らませ、CTで撮影します。
撮影した画像はコンピューターで3D画像に処理され、まるで内視鏡で観察しているように大腸内部を観察できます。
内視鏡を挿入せずにCT撮影を行うことで大腸を精密検査する新しい検査方法です。
下剤の服用量は内視鏡検査にくらべ半分以下の量で、検査の所要時間は約15分です。
大腸がん検診の一次検査としても、便潜血検査陽性受診者の2次精密検査としても行うことができます。
- こんな人におすすめ
-
- 身体への負担が少ない検査をしたい方(※個人差あり)
- 短時間で検査をしたい方
- 同日に人間ドックや胃部内視鏡検査を実施したい方
- 所要時間
-
- 約15分
大腸内視鏡との違い
大腸内視鏡より身体への負担が少ないです。(※個人差あり)
多量の下剤を飲む必要もなく、カメラを挿入するときの痛みを感じることもありません。
また、大腸内視鏡は他の検査と同じ日に受けることが難しいとされていますが、大腸3D-CTなら同日に実施することが可能です。
