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前立腺がんの検査はいつするべき?

#07 前立腺がん腫瘍マーカー(PSA検査)

 

罹患率急上昇中の前立腺がん
がんは時代によって部位別の罹患者数が変わる病気です。国立がん研究センターの統計によると、かつて罹患率の低かった「前立腺がん」が、このところ毎年右肩上がりで上昇を続けています。
将来的には男性の罹患者数トップになると予測されているほどです。

 

前立腺がんの罹患者が増加している理由は主に3つです。
①高齢化、②食生活の欧米化。この2つはほかのがんとも共通します。注目すべきは3つ目の理由「PSA検査の普及」です。
PSA検査とは前立腺がんを早期発見するためのもので、前立腺から分泌されるPSAタンパクが血液中に存在する量を測定するものです。
この検査により、それまで発見が難しかった初期の前立腺がんが格段に見つけやすくなったのです。

 

ただし、罹患者数は増えているものの死亡者数はなだらかな上昇に留まっているのが前立腺がんの特徴です。
過度に恐れる必要はありません。
検査数の増加により前立腺がんの罹患者数が増えているというのは、見方を変えれば早期発見により救われる方も増えているということです。

 

 

ご家族に前立腺がんの方がいれば40代から
PSA検査の方法はとても簡単です。
血液中に浸出しているPSA(Prostate Specific Antigen/前立腺特異抗原)の値を測定し、年齢ごとに設けられた基準値と比較するだけです。
基準値を超えていれば、より詳しい検査が必要になります。検査は健診時の血液検査にオプションとして追加するだけで可能。
進興会の健診なら2,200円程度で追加できます。

 

年齢別に見ると、前立腺がんは50代以降に多く見られるがんです。
初期は自覚症状がないため、定期的な検査により早期に発見し早期に治療するのが定石です。
「50代を迎えたらPSA検査」。そのように覚えておかれるとよいかもしれません。進興会でも、50代以降の男性から常に多くのお申し込みをいただいています。

 

なお、父親や兄弟などご家族に前立腺がんの罹患者(罹患経験者)がいらっしゃる方は、50代以前でも発症リスクが上がるという研究報告があります。
該当する方は40代からの積極的な検査をおすすめいたします。

 

 

図|前立腺がん全国年齢階級別合計罹患率(2015年)

 

出典
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ))

 

検査可能施設

<東京>

<仙台>

<名古屋>

 

監修

森山 紀之(医療法人社団進興会 理事長)
1973年千葉大学医学部卒。
元国立がん研究センター がん予防・検診研究センター センター長、
東京ミッドタウンクリニック常務理事 兼 健診センター長を経て、現職。



 

イラスト
©koike amiigo

 

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