たった2mlの血液から脳梗塞・心筋梗塞のリスクを予想

たった一滴の血液から未来が見える

動脈硬化。言葉くらいは聞いたことがあるかもしれません。
運動不足に食生活の乱れ、過度な飲酒にストレスフルな生活。
これらが原因となって引き起こされる生活習慣病(糖尿病、脂質異常症、高脂血症)は、動脈硬化すなわち「血管が硬くなる状態」を進行させます。
ひいては、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすリスクも増大させる恐ろしい状態です。

そのリスク、自分は高いのだろうか?低いのだろうか?

いまは医学的に、脳梗塞や心筋梗塞の将来リスクを評価する検査があります。
それが「LOX-index(ロックス・インデックス)検査」。
血中から動脈硬化の原因物質「酸化変性LDL」「LOX-1」の量を測定し動脈硬化の進行度を確認するものです。
将来の脳梗塞、心筋梗塞などの発症危険度もそのデータから予測できます。

検査の結果は4段階の発症リスクで表示。LOX-indexの数値が高いと、脳梗塞の発症率が通常の約3倍、心筋梗塞は通常の約2倍に跳ね上がることが分かっています(※図)。結果に応じて生活習慣を改善していけば、動脈硬化の改善、脳梗塞、心筋梗塞などの予防がスムーズに進められます。

図|Lox-Index値と脳梗塞・心筋梗塞発症リスク

Lox-Index値と脳梗塞・心筋梗塞発症リスク

日本国内で行われた追跡研究の結果、LOX-indexの値が高いと将来の脳梗塞の発症率は約3倍、心筋梗塞の発症率は約2倍に。

出典

  • Nobutaka Inoue, et al., LOX index, a novel predictive biochemical marker for coronary heart disease and stroke, Clinical Chemistry 56:4 550-558(2010)

バスやタクシーのドライバーに

進興会の各健診施設は、健康診断のオプション検査としてLOX-index検査を2020年4月よりスタートしています。
受診者様の多くは、前年の健康診断で脂質、コレステロール、尿酸値などの数値異常が見られた方、すなわち生活習慣病予備軍の方々です。

長距離バスやタクシーのドライバーなど、お客様の大切な命を預かるご職業の方も、会社をあげて積極的に検査されています。
脳梗塞や心筋梗塞は突然死の原因ともなります。
日頃からそのリスクを予測して適切な対処をしておくことは、会社全体の務めともいえるでしょう。

LOX-index検査のお申し込みはとても簡単です。
健診の受付時に「LOX-index検査もお願いします」とスタッフにお伝えいただければ当日でも検査が可能。
血液検査の内容にLOX-index検査が追加されるだけなので、LOX-index検査のために血液検査の回数が増えることはありません。注射器嫌いの方、ご安心を。

関連する健診サービス

  • LOX-index
  • 頸動脈超音波
  • 頭部MRI/MRA
  • 頸部MRA
  • 血圧脈波(PWV)
  • 足関節上腕血圧比(ABI)

記事監修

森山 紀之

森山 紀之

医療法人社団進興会 理事長

1973年千葉大学医学部卒。
元国立がん研究センター がん予防・検診研究センター センター長、東京ミッドタウンクリニック常務理事 兼 健診センター長を経て、現職。

イラスト

©koike amiigo

関連記事

お問い合わせ

各クリニックへの予約、巡回健康診断に関する予約、
進興会へのお問い合わせになどは、以下よりお問い合わせください。